イングランドの育成は子供のときから縦ポン至上主義らしいからな


イングランドの若手育成事情。目前に横たわる危機とエリート育成プログラムとは?
https://www.soccer-king.jp/sk_column/article/33323.html

「イングランドサッカーは壊れている」と語るのはリーズなどで活躍した元イングランド代表のサイドバック、ダニー・ミルズだ。
今はBBCの解説者を務めている彼は、「この国は世界に大きく後れを取っている。恐ろしいよ」と現状を嘆く。


 ミルズはまた、イングランド特有のサッカー文化が、高い技術と知性を持った選手を育てる障害になっていると指摘する。

「優秀なコーチやボランティアが若年層の育成を担ってくれてはいる。しかし、彼らの多くは勝利至上主義だ。目先の勝利にこだわるあまり、
大柄な子供ばかりを試合に出す。私としては、むしろウチの子には高いスキルやパスのうまさを身につけてほしい。8歳の次男などは、かつて
の私以上に多彩な足技を持っているが、それをゲームで試み、失敗などしようものなら怒鳴りつけられるんだ。誉められるのは、激しく当たり、
ボールを遠くに蹴り飛ばす子だ。これではどんな子だって、人と違うことにトライする気をなくしてしまうよ」


そのハリーが昨年、あるイングランド2部のクラブのトライアルを受けた。そこでの経験は、父親のボールを大いに面食らわせた。

「そのクラブは代々、いいサッカーをするクラブだった。ところがハリーがボールを持つたびに、前線にボールを放り込めと指示が出た。
横パスを出すと怒鳴られるんだ。スペインではボールキープやスペースの創出、方向の転換が重視される。常にボールが向かう方向を変え
ないと、逆に怒鳴られるんだ」