16−17年のシーズンで、絶対王者の羽生結弦選手に肉薄する活躍を見せた宇野昌磨選手。来季以降の活躍に大きな期待が寄せられているが、実は今シーズンの当初、宇野選手の選曲が失敗だったと欧米を中心に評価されていた。

「宇野選手の選曲はSPが映画『ラベンダーの咲く庭で』より『ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー』、FSが『ブエノスアイレス午前零時ほか』とされていました。

FSの“ほか”にあたるのが『ロコへのバラード』という曲で、どちらもアストル・ピアソラというアルゼンチンタンゴの作曲家によるもの。その曲が、『演技はいいけれど選曲が悪い』『後半のボーカルが耳障り』と言われていたのです」(スポーツライター)

 宇野選手がFSで使用したのは、イタリア人歌手ミルバによるスペイン語での歌唱部分。この歌詞に問題があるというのだ。

「タイトルにもある“ロコ”はクレイジーという意味で、サビの部分では『彼はクレイジー! 私もクレイジー! みんな! 世界中みんな、みんなクレイジーよ! 全世界はクレイジー!』と絶叫しています。

間の歌詞にも艶めかしいニュアンスがあり、欧米では眉をひそめたくなる曲なのです」(前出・スポーツライター)

 宇野選手のGP初戦で、この演目の初披露となった「スケートアメリカ」の試合中継の際に、英国のスケート解説者は「ダークで危険な雰囲気があり、感情的なパートが長すぎて演じるのが難しい」と選曲に疑問を呈した。演技についても危惧を表していたという。

 しかし、シーズン最後の「世界選手権」で宇野選手は214.45点を記録。歌詞のマイナスイメージを払拭してみせた。この好成績は、歌詞を知らずに見ていた日本のファンが思っていた以上の快挙だったのかもしれない。

(芝公子)


アサジョ2017年5月16日18時15分
https://news.infoseek.co.jp/article/asajo_29413/

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