2月最終営業日である本日は、機関投資家やヘッジファンドのリバランスフローが相場の流れを作るかもしれません。機関投資家らは、例えば「ドル50%、円50%」のような資産バランスになるように運用を行っているケースが多く、「ドル上昇、円下落」のような値動きとなった月の末日に、当初の資産比率に戻るよう調整する(ポートフォリオリバランス)ために「ドル売り、円買い」を行うことがあります。2月の主要通貨の値動きは「ドル高・円安・豪ドル安」のトレンドがあったため、本日は「ドル売り・円買い・豪ドル買い」のリバランスフローが出てくるかもしれません。このフローが特に出やすい時間帯としては、ロンドンフィックス(午前1時)にかけてだと言われています。
 本日は相場のトレンドを作り出す大きなインパクトを持つ経済指標の発表は控えていないため、リバランスフローによる「ドル安・円高」の動きが出てくる可能性を考慮しながら、取引に挑みたいです。