BOEの利上げ打ち止めは近い ガイダンス修正は終わりの始まりを示唆

 英イングランド銀行(BOE)は2月の金融政策委員会(MPC)で50bpの追加利上げを決定した。今後の政策方針に関する文言を大幅に見直し、利上げ判断をよりデータに依存する形に変更するとともに、「力強い対応」という文言を削除し、先行きの利上げ幅縮小を示唆した。同時に発表された金融政策レポートでは、景気低迷、失業率の上昇、インフレ率の鈍化が見込まれ、ガイダンスの変更と相俟って、利上げ打ち止めは近そうだ。3月に25bpの追加利上げを決定した後は、様子見に転じると予想する。

(関口)