豪実質GDP、第1四半期は前期比-0.3% 30年ぶりのリセッションへ
https://jp.reuters.com/article/australia-gdp-idJPKBN23A0A2?il=0

[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア統計局が発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)は
前期比0.3%減と、9年ぶりのマイナス成長となった。

新型コロナウイルス対策でビジネスセクターが全般的に閉鎖される中、豪経済は30年ぶりにテクニカル・リセッション
(2四半期連続のマイナス成長)に陥り、世界最長レベルとなっている景気拡大期間は更新が止まる見通しだ。

第1・四半期のGDPは前年比では1.4%増加し、2009年の金融危機以降で最も低い伸びとなった。

衣料や自動車、輸送、娯楽、ホテル、飲食関連の支出が大幅に減少し、家計消費がGDPを最も圧迫した。

国内の新型コロナの感染者は3月初旬に100人を下回っていたが、現在は7000人を超えている。
政府は国境を閉鎖し、大規模集会を禁止している。

中銀は景気下支えに向けて政策金利を過去最低水準に引き下げ、無制限の債券買い入れ措置に着手した。