By Rebecca Ballhaus and Jacob M. Schlesinger

2018 年 8 月 10 日 23:07 JST
原文 (英語)
 ドナルド・トランプ米大統領は10日、トルコから輸入する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍に引き上げる方針を表明した。
約1週間前には、トルコが拘束している米国人牧師の解放を拒んだため、同国の閣僚2人を制裁対象としていた。

 トランプ氏は同日午前「今は、われわれのトルコとの関係は良くない!」とツイート。米国はトルコのアルミに20%、鉄鋼に50%の関税を課すと述べた。

 米財務省は先週、ノースカロライナ州出身のアンドリュー・ブランソン牧師(50)がほぼ2年にわたりトルコに拘束されている問題で、
「深刻な人権侵害」に関与したとしてトルコの法相および内相との取引を禁じた。



 トルコ側は、ブランソン牧師が2016年の軍事クーデター未遂事件とクルド独立運動を支援したと主張。牧師と米国はこの疑惑を否定している。

 米政府関係者によると、両国は今週、首都ワシントンで高官級会談を開催したものの、対立を深めるだけに終わった。