モルガンスタンレー
ドル円の目標104円へ


ドルはピーク、強気のコンセンサス「間違い」

モルガン・スタンレー

2018年7月27日 10:45 JST

ドルはピークから下落に転じると、
モルガンスタンレーのストラテジストは予想。
ドルはピークに達しつつあり、来月にも持続的圧力に見舞われるとみている。

トランプ米大統領の為替に関するコメントや米経済指標の鈍化、中国の経済措置、日本銀行の政策調整など、
ドル売りをもたらす要因が十分にあるという。

ハンス・レデカー氏ら同行のストラテジストは26日のリポートで、
「ドルはピークを付け、近く長期的な下降トレンドに再突入するはずだ」と予測。
「市場はリスク回避の高まりとドル高を連動させている。そうしたコンセンサスは間違いだと考えている」と説明した。

ブルームバーグのドル指数は7月に入り0.3%下落。
前月まで3カ月連続で上昇していた。

モルガン・スタンレーは対ドルでのユーロのロングを勧めている。
エントリーポイントは1ユーロ=1.16ドルで、目標は1.21ドル。ストップロスの水準は1.15ドルとした。

円については1ドル=111円40銭で売るよう助言。

目標は104円。