パパくまはとっくに死んでるのであるが、
それは、くまが転職したり、失職したりといろいろ くま自身あたふたしてる時だったのである。
ママくまからSOSが来るたびに全てに優先して飛んでったりしてたのであるが、実際は何もしてやれなかったのである。
貧乏くまの入る施設とかは、誰しも想像つくでありましょう。
施設に入るのを、嫌がるパパくまを無理矢理・・・
なにもしてやれなかったのである。
東京に戻り、自分自身のことであたふたしつつも、その事が頭を離れず、いてもたってもいられず、やったのが、真冬の水ごりでありました。
前の晩から湯船に水をはり、キンキンに冷えた水を手桶に汲みかぶるのである。
ちゃんと作法があり、作法を守ってやれば、身体を壊すことはないでありましょう。
ただ、真冬の水あびは、命の危険を身体が察知して、何等かの脳内物質が働くのでありましょう、混乱した心を鎮める効果は確かにあったのである。
11月くらいになれば、死ぬほど冷たい水をかぶることができましょう。
命がけで水ごりをするのであります。
その際に願うのは自分のことではなく、乳飲み子を抱え、初めての子育てに悪戦苦闘巣し、兄の心配をする妹の幸せを願い、かぶるのである。
自分の事など忘れてしまうのである。
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