*トルコリラが1553GMT(日本時間午前0時53分)時点で、前日終値から2.5%安の1ドル=4.8270リラ。一時は4.8492リラまで下げた。
*大統領選で再選されたエルドアン氏が9日、財務相に娘婿のアルバイラク前エネルギー天然資源相を指名。
海外投資家は、エルドアン大統領が経済に関する権限の拡大を目指し、将来的に金融政策を巡る自身の発言力を強化するつもりだと指摘。
*インテグラルのアナリストは「国内外投資家の信頼感を構築するため、市場の現実からかけ離れていない言葉が必要だ」と述べた。
*地元メディアはこの日、金利は低下すると信じているとのエルドアン氏の発言を伝え、リラ売りが加速。一時5月23日以来の安値を付けた。
*リラ安を受け、トルコの主要株式指数は2年ぶりの大幅安となる5%超下落。銀行株は9%超える下げとなった。