https://jp.reuters.com/article/mideast-crisis-syria-idJPL3N1RS0J2
2018年4月15日 / 23:57 /
[モスクワ/ダマスカス 15日 ロイター] - 米英仏3カ国に
よるシリア攻撃を受け、ロシアのプーチン大統領は1
5日、欧米が再びシリアを攻撃すれば、世界は混乱に陥ると警告した。
3カ国は14日、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとし
て関連施設を標的にミサイル105発で攻撃した。
米国のヘイリー国連大使は国連安全保障理事会の緊急会合で、
シリアが有毒ガスを再び使用すれば米国は行動する用意が
あるとするトランプ米大統領の発言を明らかにしている。
ロシア政府の声明によると、プーチン大統領はイランのロウ
ハニ大統領と電話で会談し、欧米による攻撃は7年に及ぶ
シリア内戦を政治的に解決する可能性を低下させたとの認識で一致。
プーチン大統領は「国連憲章に違反する今回のような行為が
続く場合、国際関係の混乱は避けられなくなる」との考えを強調したという。
一方、ヘイリー米国連大使はCBSの番組で、アサド政権の
化学兵器使用疑惑に関連する機器を扱う企業を対象に、
米国政府が16日に新たな経済制裁を発表すると述べた。
米国政府はロシアへの圧力を一段と強める構えだ。