【今夜はどっち】邦銀インターバンクディーラーの見方

米長期金利の低下幅縮小やドラギECB総裁の「ユーロ高が今後インフレの重しとなる可能性」
との発言を背景にユーロドルが下落すると、つれる形でドル円は106.72円まで買い戻された。
本日発表される2月米小売売上高は前月(前月比0.3%減)から0.3%増に持ち直すとの市場予
想。引き続き日米の政治的なリスクが顕在化しているなか、106円台を維持すれば短期の打診
買いをする程度にしたい。下値の目処は一目均衡表転換線の106.27円で、上値の目処は昨日
高値の107.29円や一目均衡表基準線の107.52円としつつ、米株と米長期金利を睨む展開となろう。

(藤本)