2018年2月13日(火)に開催された「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」の件で、陳情を申し上げます。


私は、店頭FX業者有識者検討会を、傍聴させていただきました。
私の立場は個人投資家です。普段はサラリーマンをしております。
業種は建設業で、身内に金融業界の関係者はおりません。

店頭FX業界に利害関係のない、一個人投資家として、愚見を述べさせていただきたく存じます。


【有識者会議の内容について】
配布された資料に、いくつかの疑問点がございました。
場合によっては、前提となる論拠が崩れ、議論自体が成立しないのではないか?と思われる箇所がありました。

おそらく私の無知・事実誤認・理解不足によるものが多々あると存じます。
モニター委員各位、有識者諸賢、金融庁ご担当者各位など、店頭FX有識者会議の幅広い関係者諸氏に、当メールをご笑覧いただき、ご批判賜れれば幸いに存じます。


【個人投資家の発言権について】
まず有識者会議を一般公開され、個人投資家にも情報開示してくださった関係者各位に御礼申し上げます。
有識者会議は、ピリピリした空気になるかという予想に反し、なごやかな雰囲気で進行し、ときに笑いも起こる会でした。

さらなる要望で恐縮ではございますが、個人投資家にも発言の場をいただきたく存じます。
店頭FXおよび取引所FXのサービスの受け手は個人投資家であり、金融庁の政策によって庇護されるのも個人投資家です。
個人投資家不在のまま議論が進むのはいかがなものか?と考える次第です。

住所氏名、勤務先の明記、身分証の提示(コピーの控えなどを取られても結構です)など一定の条件を課した上で、
個人投資家にも発言権を賜れれば幸甚です。

当方に発言の権利をいただけるのであれば、有識者諸賢に金融庁高官を前に、はなはだ恥ずかしく勇気の要ることではございますが、
胸を借りるつもりで卑見を開陳し、ご指導ご批判を賜りたく存じます。


【金融庁の報道について】
再三に渡り要望を申し上げてきましたが、金融庁は「金融庁関係者の話」として、
報道機関を通じて、未決の事項を決定事項のように流布する態勢に変化は見られません。

FX規制強化へ 金融庁、証拠金倍率10倍に下げ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26811370S8A210C1NN1000/

有識者会議の前日、これから議論するテーマを、あたかも決定事項かのように吹聴し、
レバレッジ規制に反対する国民を失望させ、既成事実化を図ろうとしているように見受けられます。
民主主義国家である日本で、このようなことが行われるのは、まことに遺憾です。

金融庁の職員が独断で行ったのならば、既に対策が為され、同じことは起こらないはずですが、
2017年9月末の報道から一向に変化が見られないため、報道内容は金融庁としての意向だと解釈します。

よって下記の陳情文は、「金融庁はレバレッジ10倍規制を行おうとしている」ものとして綴らせていただきます。