<今日の流れ>

債券/外国為替|【為替−締め切り】トランプ重大発表+ECB会議観望...2.50₩↓ / 終値1,118.10₩
チョン・ソニョン記者 | syjung@yna.co.kr
http://news.einfomax.co.kr/news/articleView.html?idxno=3421160
承認2017.11.14 16:27:49

(ソウル=聯合インフォマックス)チョン・ソニョン記者=ドル/ウォン為替レートが5営業日ぶりに小幅下落した。
 14日のソウル外国為替市場でドル/ウォン為替レートは前日比2.50₩下げた1,118.10₩で取引を終えた。

 ドルは場序盤1,119₩台でスタートした後、1,120₩台付近で騰落して1,117₩台で底を下げた。
 ドル1,120₩線高点認識に加え、ポジションプレイが短く進むにつれてドル売りが優勢となった。

 ドナルド・トランプ米大統領が15日、北朝鮮関連重大発表をすることが知られ、リスク心理は和らいだ。
北朝鮮制裁よりも、北朝鮮との対話の可能性に重さが載ってソウル外為市場でドル売りに一役した。

◇15日の展望
 外国為替ディーラーはドルが1,116.00〜1,121.00₩で取引されるものと予想した。

 米国の生産者物価指数(PPI)をはじめとする物価指数の推移と欧州中央銀行(ECB)の会議での
各国の中央銀行通貨政策発言などが注目を集めている。

 A銀行の外国為替ディーラーは「NEGO物量と決済需要が侮れなかった。ドル上昇の要因が
あまりない1,120₩線付近で騰落するだろう」と説明した。

 B銀行の他の外国為替ディーラーは「域外投資家のドル売りが少しあったし、1120₩台で高点売りが
多かったとみる。ECB会議で主要国の中央銀行総裁の発言が出てくる可能性がある点、米国の物価
指標などが注目されている中、米国税制改編案通過も遅れる可能性があり、イベント警戒が大きい」と述べた。

◇場内動向
 ドルは域外差額決済先物為替(NDF)の為替レートを反映して、前取引日比1.10₩下落した1,119.50₩で取引を出発した。
 序盤では1,119₩台で底点決済需要などが流入し、ドルが1,120₩線で支持された。

 しかし、ドル1,120₩台で高点を認識した市場参加者のドル売りが流入し、ドルは着々と下落した。
 ドルが重い流れを見せてロングポジションもまとめた。
 それでもコスピが下落して、外国人投資家も株式を売り越してドルはずっと下方硬直性を維持した。

 米国の生産者物価指数(PPI)をはじめとする物価指標の負担と主要国通貨政策の差別化にポジション
プレイは萎縮した流れを見せた。

 今日、ソウル外為市場締め切り後には欧州中央銀行(ECB)の会議でジャネット・イエレン連邦準備制度
(FRB)議長、黒田東彦日本銀行(BOJ)総裁、マリオ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、マーク・カーニー
イングランド銀行(BOE)総裁パネルディスカッションが行われる。

 ドルは今日1,117.30₩に底点を、1,119.50₩に高点を記録した。市場平均為替レート(MAR)は1,118.50₩で
告示される予定である。現物為替取引量はソウル外国為替仲介と韓国資金仲介両社を合わせ56億1千100万jであった。

 コスピは前日比0.15%下げた2,526.64で取引を終えた。外国人投資家はコスピで3千9億₩分の
株式を売り越したのに対し、コスダックで1千190億₩分の株式を買い越した。

 ソウル外為市場締切時ドル/円の為替レートは113.62円、円/ウォン裁定為替レートは100円=983.94₩で
取引された。ユーロ/ドル為替レートは1.1673jだった。

 元/ウォン為替レートは1元あたり168.18₩で取引を終えた。底点は168.10₩、高点は168.42₩で取引された。
出来高は韓国資金仲介とソウル外国為替仲介を合わせて270億300万元だった。//