◇場内動向
 ドルは秋夕連休中、北朝鮮のリスクが静かになり、前取引日(9月29日)に比べ2.90₩下げた1,142.50₩で開場した。
 北朝鮮の労働党創建記念日であるだけに、北朝鮮リスクに警戒心を維持したが、投資心理はやや落ち着いた様相であった。
 ドルは場序盤1,140₩台前半で下方硬直性を見せ、徐々に下げ幅を拡大した。

 午前中、中国人民銀行がドル/元告示為替レートを前取引日に比べ0.0220元下した6.6273元で通知し、
人民元高の影響も反映された。

 中国の国慶節と中秋節の連休が終わり、次の週の中国第19回共産党あたり大会を控え、人民元が
強気を見せたものと推定された。

 特にドル安を導いたのは、外国人投資家がコスピ市場で大規模な株式の買い越しに出た点であった。
今日外国人の株式の買い越しが8000億₩を上回り、株式資金流入の可能性が大きくなった。

 これに対しロングストップが加勢し、ドルは下落幅を1,135₩台まで拡げた。
 連休中に、スペインのカタルーニャ地方の関連憂慮が拡大し、ユーロ安を見せたが、場内では再度反騰してドル安をあおった。

 ソウル外為市場でドルは1,135.10₩に底点を、1,143.00₩に高点を形成した。市場平均為替レート(MAR)は
1,138.20₩で告示される予定である。現物為替取引量はソウル外国為替仲介と韓国資金仲介を合わせ
69億6千300万jと集計された。

 コスピは今日、前取引日比1.64%上昇した2,466.81で取引を終えた。外国人投資家は有価証券市場で
8千192億₩、コスダックで7億₩相当の株式を買い越した。

 ソウル外為市場締切時ドル/円の為替レートは112.64₩、円/ウォン裁定為替レートは100円=1,007.77₩で
取引された。ユーロ/ドル為替レートは1.1782jだった。

 元/ウォン為替レートは1元あたり172.58₩で取引を終えた。底点は172.46₩、高点は173.11₩だった。
出来高は韓国資金仲介とソウル外国為替仲介を合わせ81億2千200万元だった。//