26日 ロイター] - アジア通貨は大半が対ドルで小幅下落。米連邦公開市場委
員会(FOMC)待ちの状態。
FOMCでは資産縮小について何らかの示唆を与える可能性があり、長期金利の上昇
圧力となって新興国からの資金引き揚げにつながる可能性がある。
タイバーツが下落。タイ中銀は26日、高水準の家計債務や不良債権増加への懸念か
ら、クレジットカードと無担保個人ローンへの規制強化を発表した。
OCBC銀行は調査ノートで、ウォン、台湾ドル、インドルピー、フィリピンペソへ
の資金流入の勢いが引き続き鈍化していると指摘した。
ペソは前日つけた1週間ぶり高値から下落。ルピーは小幅下落、台湾ドルは1週間ぶ
り高値から下落。

2週間上昇していた韓国ウォンは下落。UBSウエルスマネジメント(香港)の商品
・為替担当者は「最新の韓国の輸出統計は心強い内容だった。アジア地域のファンダメン
タルズは当面は良いようで、なかでもウォンは引き続き堅調な通貨のひとつ」と指摘した。