【今夜はどっち】邦銀インターバンクディーラーの見方

ドル円は欧州勢参入後は売り先行で一時111.20円割れまで下げたものの、
本日の安値111.113円を維持して底堅い動きとなってきている。トランプ米
大統領のロシアゲートへの懸念は和らいでいるが、依然として政治的リス
クがくすぶっており、週末のポジションは持つもりはない。110円台へ下押
しがあれば打診買いしてもいいだろう。ただ、米国の政治的不透明感が続
くようであれば税制改革・オバマケア代替策などの重要政策の遅れも懸念
されるので、上値も重そうなイメージは拭えない。週末のポジション調整の
動きが先行すると思うが、引き続き米長期金利の動きに左右されそうだ。