Gaudi 3は、AIのトレーニングと推論の実行に特化したIntel製チップの第3世代だ。Intelは2019年、イスラエルのテルアビブでベンチャーの支援を得て活動していたスタートアップのHabana Labsを約20億ドル(当時のレートで約2200億円)で買収し、このチップファミリーを獲得していた。

 Gaudi 3は、大規模言語モデル(LLM)の「TensorRT」をはじめとするAIモデルのトレーニングを、NVIDIAの主力GPU「H100」の2倍近い速度で実行できると、Gelsinger氏は言う。