タケハルくんは、同じ幼稚園に「むさし」という名前の子がいることに興奮したり、幼児が知るはずのない旧日本海軍の知識を次々に語った。

―この子は前世で戦艦大和の乗組員だったのではないか。

そう考えた両親が、広島県呉市の「大和ミュージアム」に連れていくと、大和の模型を見た彼は、「大和はこんな小さいんじゃない! 偽物だ!」と大泣きしたという。