日本電産の関前社長が鴻海へ、EV事業のCSO就任-2月1日付

台湾の鴻海科技グループは30日、日本電産前社長の関潤氏が2月1日付で電気自動車(EV)事業の最高戦略責任者(CSO)に就くと発表した。電子機器製造受託サービス(EMS)からの事業多角化を目指す鴻海にとって、EV事業では初の著名経営者の招へいとなる。

  関氏は日産自動車の副最高執行責任者(COO)を経て2020年1月、日本電産に入社した。社長、最高経営責任者(CEO)と昇格を重ねて創業者の永守重信氏の有力後継者となったが、車載事業の不振が続いた影響でCOOに降格。昨年9月に退社していた。

  鴻海は関氏について、自動車産業における豊富な経験や人脈などを生かし、鴻海の「グローバルEV戦略、グループ内のEV業務統合、産業の課題解決に尽力いただく」と発表文でコメントした。

  米アップルの主要サプライヤーである鴻海は、この1年で自動車分野への進出を加速。EV事業は今年から収益に貢献し始めると見込んでおり、25年までにEVの市場シェア5%を目指す。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-30/RPACTADWLU6A01

永守終わりだな