投機と先物取引の理論―わが国先物取引制度の成立に関する研究 (日本語) 単行本 ? 1985/4/1
に1620年の名古屋の宿屋で仙台の商人が東北では米が不作になりそうで、名古屋は豊作だろうから、米を
買い占めたらよいとアドバイスして、日本発のオプション取引が誕生と。


世界初!? 大阪あきんどの先物市場
https://media.moneyforward.com/articles/422
驚くべきことに、1620年の名古屋の宿屋において「延米取引(のべまいとりひき)」というオプション取引の記録が残され
ました。夏のうちに翌春の米の買い取りの約束をする取引です。
夏時点での米価を基準額として、そのうち12%を頭金として支払っておけば、翌春にたとえ米が値上がりしていても残額
を支払うだけで(※つまり基準額で)米を入手でき、もしも値下がりしていれば、頭金を放棄するという契約になっていました。

日本初、米のオプション取引が驚くべき理由
なぜこれが驚くべきことかといえば、理由は二つあります。
第一に、時代が古いこと。1620年といえば、関ヶ原の合戦から20年、大阪夏の陣から5年しか経っていません。


この延米取引を現代のオプション取引に翻訳すると、12%の頭金(オプション料)に想定元本の3%の金利負担、1.2%
の仲買人手数料で夏約定、春決済のお米のATM(アット・ザ・マネー=契約した時の米の時価が基準)のコール・オプション
金融の世界史ーバブルと戦争と株式市場、より