>>511
>> パウエル議長、ありがとうございました。CBSビジネスのニコール・グッドパインズです。セクターや所得
水準にさえも細心の注意を払っているのかどうか。特に2020年の(?)回復を考えると、不平等が悪化す
る可能性をどのようにリスク計算に組み込んでいるのでしょうか。

>> パウエル議長:そこで、私は、2018年、2019年、2020年にあった労働市場に戻ります。それがどのような
ものだったかというと、所得スペクトルの最下層にいる人々の賃金上昇が最も大きかったのです。人種間や
男女間の格差は、記録史上最小となりました。これは、労働市場の逼迫によるものです。逼迫した労働
市場のおかげで、インフレ率は2%をわずかに下回り、経済は潜在成長率で成長しました。
このような状態に戻ることができれば、経済にとっても国にとっても良いことだと思います。労働市場が長期に
わたって好調を維持できるような、長い景気拡大に戻りたいものです。これは労働者にとって本当に良いことで、
私たちはそのような状態に戻りたいと考えています。それが私たちの目標です。
短期的には、物価の安定を回復するために手段を講じなければなりませんが、中長期的に考えなければな
らないのは、そうではありません。しかし、中長期的なことを考えなければなりません。私たちが想像するよりも
はるかに困難な時期だったと思います。物価の安定は、非常に長い期間にわたって経済と人々の利益にな
るような配当をもたらすものです。ですから、何らかの理由で物価の安定が失われたときには、それを回復さ
せなければなりません。しかも、できるだけ早く。それが、私たちが行っていることです。