カルテル「関電主導なのに」 処分回避か 各社不満も
関係者によると関電は、17年以降1件あたりの売上が大きい特別高圧や高圧の契約を取るため、中部電力、中国電力、九州電力の各エリアで営業を強化。
競争が激化し各社の収益も悪化したため、関電の企画部門トップを含む役員らが、各社の役員クラスの幹部にそれぞれカルテルを持ちかける形で手打ちを行ったという。
中国電力の関係者は「関電主導なのに課徴金がないのは納得ができない」と話し、九電の関係者も「うちは関電から持ちかけられカルテルに応じた。関電がお咎めなしなのはおかしい」と怒りをあらわにした。