日産自動車がフランス大手ルノーによる実質支配から脱し、三菱グループに合流する方向で2019年9月に各社首脳がいったん合意したことが5日、分かった。
ルノー保有の日産株の一部を三菱商事が取得して新会社を設立し、日産と三菱自動車がその傘下に入る構想だったが、発表寸前に日産トップの失脚で頓挫した。
ホンダへの提携打診も検討され、日産、ホンダ、三菱自でトヨタ自動車やドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)など
世界最大規模のグループに対抗する「幻の大連合」が実現する可能性もあった。