究極のオーディオマニアが行き着く「マイ電柱」 有料
音質を極限まで高めるために
https://jp.wsj.com/articles/SB10191232058230093692804582254253646088474
佐賀県に住む平野勝広さん(60)は家の色にマッチする茶色の電柱を建てたかったが、電力会社からグレーしか無理だと言われたという。
 4万ドルのアンプと4万ドルのスピーカーを使っている平野さんは、「既にこれだけお金をかけたので、どうせここまでやるなら」と考えてマイ電柱を建てることにした。
 電力会社は地元に前例がなかったので当初は難色を示したが、2カ月の交渉で許可が出た。

 マイ電柱の効果は、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を聴くとはっきりわかるという。ピアノの音、ピアニストの息づかい、聴衆からの音などが、それぞれ別々に聴こえるようになったという。「自分がコンサート会場にいて、キース・ジャレットがどこにいるかはっきり分かる」