ノーマスクで反則負けの佐藤天彦九段が文書を出した

論旨要約
1)永瀬を動揺させたなら申し訳ない
2)自分の不注意でファンに残念な思いさせて申し訳ない
3)マスクは故意に外していたわけではなく、無意識で外しまっていた
4)過失は刑事裁判なら減刑要素となる。過失か故意かを判定するプロセスが規定されていないのに「マスク非着用→反則負け」という裁定は受け入れられない
5)そもそも「マスク非着用→反則負け」ルールの趣旨は、二歩など将棋内部の反則と違い、感染予防対策であるのに
現行規定では相手がマスク着用していないことに気づいたら放置しておく方が勝利の可能性が高まるため、相手は「放置しておこう」という思考が働く。趣旨に反している
6)将棋の一局は重い。順位戦はなおさら。「マスク非着用=反則負け」ルールは、一局の重さを考慮すれば、あまりに罰則が過剰ではないか
7)過失でありながら一発で反則負けとされるのは不当であり、反則負けの撤回と再戦を認めるべき
8)規定が不当なのだから、「注意してもマスク着用を拒否するなどした場合は反則負け」というような規定に改善すべき