【ぶっこみ】暴走族様変わり 地図アプリで集結、目的地は「インスタ映え」…
「最近の暴走族は、友達がいる場所が地図で分かるスマホのアプリを使っていますね」と県警担当者が明かす。バイクで数人が走り始めると、アプリでその動きに気付いた仲間が同じ方向へと走りだす。さらに、別の仲間も「俺も」と次々合流していくのだという。
かつて暴走族といえば、所属するチーム名を誇示し、固定メンバーが数十人単位で、日時を決めて走る形態だった。それが近年は、インターネットの会員制交流サイト(SNS)で緩やかにつながり、その場その場で少人数が短時間走る形が主流に。初対面で一緒に走ることもあるという。
20年12月末現在で県警が把握する県内の暴走族は14グループ89人。最盛期だった01年の98グループ1758人からは大幅に減ったが、危険な集団暴走や騒音などは依然大きな問題だ。
最近は、写真共有アプリ「インスタグラム」に載せる写真の撮影を目当てに、暴走コースを選ぶことも。神戸メリケンパーク(神戸市中央区)にあるモニュメント「BE KOBE」はとりわけ人気で、大阪や京都の方からも遠征してくる。海を背景に、発光ダイオード(LED)ライトで装飾したバイクを並べた写真をアップするのだという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202102/sp/0014098704.shtml