ソフィア・コワレフスカヤ
父は、家の子供部屋の壁紙が足りなくなったときに、軍隊で微積分学を学んでいたころに使ったオストログラツキーの教科書を破いて貼り付けておいたので、ソフィアは数学記号を眺めながら成長することになった。叔父ピョートル・ヴァシーリエヴィチ・クルコーフスキーは独学で数学を研究したアマチュア数学者だった。ソフィアはこの変わり者の叔父に憧れ、彼から数学を教わり、子供のころから不思議に思っていた記号の意味を理解して関心を深めたという。

しかし、当時のロシアではどれだけ才能があっても女性は大学に入れなかったので(以下に見るように、彼女が功績を成し遂げたのも、それを評価したのもほとんどが外国においてのことであるのはそのためである)、ソフィアの父は彼女に数学の勉強をやめさせてしまった。そのため彼女は、家族が寝静まった夜中に借りてきた代数学の本などをこっそりと読んでいたという。

ソフィアが12歳のとき、近所に住んでいた物理学の教授が光学に関する本を彼女に与えたところ、当時まだ三角関数を知らなかったソフィアは自力でそれを解釈しようとした。彼女は三角関数が数学の歴史において展開されてきたのと同じ方法でそれについて説明してみせたので、仰天した教授は彼女を「パスカルの再来」とまで呼び、家庭教師をつけて数学の研究を続けさせてやれと彼女の父に嘆願し、父も折れたという。

なんつーかロシアソ連っぽい
日本だと女が生意気だ
黙って飯作って働きにでろで終わりだろう
近所に教養ある人が多すぎなんだわロシアソ連は