日銀ETFの減損リスク、J−REIT「159億円」が残した教訓
2020年8月26日 6:06 JST

日銀がETFやJ−REITに投資を開始した10年前から日本株は上昇基調をたどったが、目的だったはずの物価は上がらなかった。
その間も規模だけは拡大させてきた結果、「自ら取得単価を上げてリスクを高めた」(瀬下氏)。
実際、ETF購入の損益分岐点を日経平均株価に引き直すと右肩上がりだ。
ニッセイ基礎研によると、導入当初は9000円台だったが、
ことし7月末には2万0130円と月末ベースで初めて2万円台に乗せた。