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【永瀬拓矢×藤井聡太】棋士とニューノーマル 第70期王将リーグ特集
2020年9月20日 12時0分

「毎年新しいCPUが出るので困ります(笑)」
今ではすっかり藤井先生の趣味として定着された自作パソコンのお話もお聞かせください。
いつのまにか Ryzen Threadripperを導入されていますね。これはいつ頃導入されたのでしょうか?2月の発売すぐですか?
藤井 最近なんですよ。今後も無事に動いてくれればいいんですけど(笑)。
永瀬 完成はしたってことですか?
藤井 そうですね。
メモリは256GBフルフルですか?
藤井 あ、256です。Threadripperは高負荷時のワットパフォーマンスはいいんですけど、
負荷がかかっていない時も常に60ワットとか70ワットとかあるので、普段使いには全く向かないんです。使う時だけつけて、みたいな(笑)。
永瀬 冷房とかが必要?
藤井 はい。CPU温度はよく見ています(笑)。
初代と2台目はどのように使い分けているのですか?
藤井 2台を併用しています。(初代は)バックアップも兼ねて。
10月8日には「Zen3」が発表されるそうですね。
藤井 ああ「Zen3」ですか。どうでしょうね、買っちゃったので…。
もともとは「Zen3」の予定だったんですよ、Threadripperは。ちょっと早まってしまったというか…(笑)。
永瀬 ハハハ!
藤井 「Zen3」でThreadripperをまた買うわけにはいかないので、どうしようか…。
永瀬 NPS(一秒間に局面を読むスピード)が上がるということなんですか?
藤井 そうですね、1.2倍くらいかな? なのでちょっとどうしようかと…。
永瀬 なるほどー。
将棋研究専用のPCですね。
藤井 そうですね。それ以外には使えないと思います、構成的にも(笑)。
CPUメモリ中心の処理ならできますけど。ゲームには最も向かないです。
永瀬 そうなんですか? オンラインとかも?
藤井 はい。GPUが。でも将棋ソフトもそのうちそういう可能性もありますけどね。GPUで動くという。
永瀬 進んでるんですか? GPU化。
藤井 どうなんでしょう。あんまり詳しくわからないです。