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昨日、ジャスダック上場のハコ企業Nutsの前社長・森田浩章が同社の破産を東京地裁に申請し、同日、破産開始決定が下り話題となっている。同社は今年2月、
証券取引等監視委員会による強制調査を受け、3月に外部調査委員会を設置していた。同社が突如として倒産した背景事情として、関係者の間では、昨日に開示が予定されていた調査委員会の報告書が、森田にとって厳しい内容であり、開示を阻止する思惑があったと指摘されている。
■関係者によると、社外調査委員会は報告書で、Nutsが19年2月に開示した医療ビジネスに関する業績予想が根拠のないものであり、過年度に計上した医療施設の入会金売上の実態が架空売上であることな
どを認定したという。Nutsは上場当初から株主・長谷川隆志の実効支配下にあり、元社長・森田浩章を同社に送り込んだのも、
医療ビジネスの看板だったコロンビア大学教授・加藤友朗を同社に紹介したのも長谷川だった。