バイオ技術の面白いところは、最先端の研究でこれまでの常識が180度覆ったり、不可能が可能になったりと、日々ダイナミックな前進を繰り返していることだと思っています。
皆さんの中にも、iPS細胞や免疫チェックポイント阻害薬の発見など、日本人研究者の方がノーベル賞を受賞したニュースを見て、その研究内容にワクワクした方が少なからずいらっしゃるものと思います。
一方で、少し残念なこともあります。ノーベル賞など一部の例外を除いて、最先端の研究のほとんどが世の中に知られていないか、知られてもその内容が正確に伝わりにくいことです。
勿論、専門的なので細部を理解するのは大変ですが、それでも最先端の研究がどうなっていて、それが私たちの生活をどう良くする可能性があるのか、ということには、興味を持つ方も多いのではと思います。
私は、実はそーせいヘプタレスの持つテクノロジープラットフォームも、このように理解されにくいテクノロジーの一つだと思っています。
「再生医療」や「遺伝子治療」など比較的治療のイメージが湧きやすい技術に比べ、そーせいヘプタレスの持つテクノロジーを説明すると、
GPCR、結晶構造解析、SBDD...ちょっと聞いているだけでは何を言っているかわからない用語が、どうしても沢山出てきてしまうからです。
この辺の説明は今後じっくりやらせていただきたいのですが、私の役割は、まずはこれらの技術を皆様に分かりやすい形で説明していくこと、
そして何よりそれがどのように事業としての競争力、将来の価値につながっていくか、ということを包み隠さず正直に皆様にお伝えすることではないかと思っています。
少し長くなってしまいましたが、まずは皆様へのご挨拶を兼ねまして、今考えていることを正直に書かせていただきました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
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