オックスフォード大学のワクチン治験、試練に直面−テレグラフ紙
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-24/QAUU25T0G1L201

新型コロナウイルスワクチンの開発を手掛ける英オックスフォード大学の研究チームは、
感染率の低下によってワクチン効果の有無を検証することがますます困難になるだろうと指摘した。

オックスフォード大学ジェンナー研究所のエイドリアン・ヒル所長は同紙に対し「新型コロナが収束するまでの時間との闘いだ」とし、
「われわれは今年先に、9月までに有効なワクチンを開発する確率は80%だと述べていたが、現時点では結果が全く得られない確率が50%だ」と語った。

ヒル所長は向こう数週間に治験に参加する1万人のうちウイルスに感染するのは50人未満と想定していると指摘。
20人未満であれば、結果は使い物にならない可能性があると述べた。