台風19号と消費税率引き上げで大きく冷え込む…2019年10月景気ウォッチャー調査は現状下落・先行き上昇
2019/11/11 15:47

内閣府は2019年11月11日付で2019年10月時点となる景気動向の調査「景気ウォッチャー調査」の結果を発表した。
その内容によれば現状判断DIは前回月比で下落し36.7を示し、基準値の50.0を下回る状態は継続。先行き判断DIは前回月比で上昇して43.7となったが、基準値の50.0を下回る状態は継続している。
結果として、現状下落・先行き上昇の傾向となり、基調判断は「このところ回復に弱い動きがみられる。
なお、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動や台風19号等による影響が一部にみられる。
先行きについては、海外情勢などに対する懸念もある一方、持ち直しへの期待がみられる」と示された。
2019年2月分までは「緩やかな回復基調が続いている」で始まる文言だったことから、景況感のネガティブさが8か月連続する形となっている。
なお2016年10月分からは季節調整値による動向精査が発表内容のメインとなり、それに併せて過去の一定期間までさかのぼる形で季節調整値も併せ掲載されている。
今回取り上げる各DIは原則として季節調整値である