会見では、兄としての気遣いあふれる言葉が続く。孝太郎は「滝川さんと一緒にいる姿を見ていると、政治家じゃない、小さい頃に
見ていた進次郎に戻ったような気がしますね。滝川さんの持つ、ふわっとした雰囲気や人柄のおかげですね」と、弟・進次郎の
リラックスした姿に安心したようだ。

 それにしても、白地に赤い丸の柄のシャツ? 赤い丸柄はトマト?
 質問していても、気になって気になって、話の内容が入ってこない。
 あっ、そうか。主演ドラマ(テレビ東京系『警視庁ゼロ係』)の衣装か、と気づくのだが、この孝太郎の白と赤の色がある疑問を
解くカギとなった。

 その疑問とは、そう、滝クリの着ていた洋服にある。
 進次郎議員が「今日しかない」と、急遽、官邸を訪ね、結婚の報告・発表をした。官邸に行ったときの服は白色のワンピース。
その日の夜、横須賀の進次郎議員の実家前で再びおこなわれた会見では赤色のブラウスとパンツ。
「お色直し」をしての会見だ。

 さらに、白と赤の服は高級ブランド服ではなく、庶民感覚の人気ブランド。
 孝太郎はドラマの撮影の合間を縫っての会見だったが、滝クリはどう考えてもすでに衣装を準備していたと思われる。なぜ、
「お色直し」が必要だったのか?

 それは、官邸では純白色を着ることによって、初めてのご挨拶と結婚の報告の「純な心」を表したのだろう。そして横須賀の
実家前は、すでに公となり、近隣の方々へ、華やかさと親しみを込めたご挨拶をしたのだと思われる。公私の使い分けが感じられる。

 この使い分けは、すでに「政治家の妻」に相応しい演出であり、滝クリの「お・も・て・な・し」の心なのだろう。

 跡取りのベビーも来年の初めには生まれる。滝クリには、すでにファーストレディへの道が見えているのかも。
(写真・文/芸能レポーター川内天子)