【アベノミクス偽装】 「統計」は安倍政権の成長戦略だった

役所の統計に官邸が口を出すことが、安倍政権の経済成長戦略の一つだったことが分かった。
4日開かれた衆院予算委員会で小川淳也議員(立民)が指摘し明らかになった。
偽装の本丸はGDPだった。自民党総裁に再選された2015年9月、安倍首相は「アベノミクス新三本の矢」として「GDP600兆円」の達成をぶちあげた。マスコミはもて囃した。
小川議員は、いくつもの段階でGDPがかさ上げされていった とした上で、具体例を次々と挙げた。
日雇い労働者が統計から除外された。賃金の安い日雇い労働者を計算に入れなければ、
その分、賃金が高めに出るのは必定である。
驚いたことに根本匠厚労大臣は「事実です」とあっさり認めた。
インターネット通販が好調であれば、それを消費者物価指数に組み入れた。
こうして都合のいい物ばかりを集めた数字に3を掛けたのである。