「今から、麻酔いれますねー」
「はーい」
ふっ、すとん
これが睡魔なのかどうか、考えるまでもなく
一回目の睡魔には耐えたが二回目の波で意識が消えた
時間にしたら一秒か二秒くらいだと思う

次に起きたらICUにいて朝から深夜になっていて
脳梗塞の人が絶叫してて、父親が白い衣身に付けて私を覗きこんでいた
身体中が管だらけになっていて、股間からも管が延びていてオレンジの液体袋につながっていた