当社研究チームは2018年12月9〜13日に米国フロリダ州で開催された精神神経薬理学会に出席し、健康な治験者を対象とした 選択的M1受容体作動薬(HTL0018318)の単回および複数回投与における安全性、忍容性、薬物動態について発表した。
HTL0018318はSosei HeptaresのStaR技術(構造、化学、薬理プラットフォームを統合した構造ベース創薬)を駆使して開発された選択的M1作動薬である。
若年成人と高齢の治験者を対象に行った10日間の単回および複数回投与において、薬物動態の特徴が十分に明らかにされ、試験を行った用量域では忍容性が良好であった。
単回投与後に血圧上昇が見られたが、反復投与により低下する傾向にあった。一方、心拍数の上昇はベースラインと比較して小さかった。
これらの良好な安全性及び薬物動態データはアルツハイマーおよびレビー小体型を含む認知症における認知機能障害の対症療法として、HTL0018318 の開発を後押しするものとなる。