ドル・円は112円後半、リスク回避の円高一服−米雇用統計見極めへ
小宮弘子
2018年12月7日 12:36 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-07/PJCJM76TTDS201
不透明要因残り、下方向に反応しやすい地合い−三井住友銀
FRB慎重化によるドル安、FOMCまで変わらず−バークレイズ

三井住友銀行の山下えつ子チーフエコノミスト(ニューヨーク在勤)
市場は米国のリセッション(景気後退)や米中の先々の不安などをあまりにも先取りしすぎた感がある。
米雇用統計が比較的しっかりなら、リスクオフがやや持ち直し、ドル・円は113円へ戻す可能性
とはいえ、来週の英国の欧州連合(EU)離脱の議会採決など不透明な話が残っているのが現状。
少し戻しても不安材料が出るとダウンサイドの方に反応しやすい地合い

バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラテジスト
ドル・円は今回も5月からサポートラインとなっている100日移動平均線で止まる形になっており、いった
ん新たな材料待ち
最終的に今月の一番の焦点は米連邦公開市場委員会(FOMC)。最近の米金融当局のスタンス
慎重化でドル安になっている部分もあるので、来年の利上げやコミュニケーションがどうなるかを見るま
ではなかなか流れが大きく変わることはない