ファースト上海証券(香港)の首席ストラテジスト、ライナス・イップ氏は孟氏の逮
捕について「トランプ米大統領と習近平・中国国家主席の会談が終わったばかりで、90
日間の『ハネムーン』を期待していたため(市場への)影響は非常に大きい」との見方を
示した。
また通信機器大手の中興通訊(ZTE)が対イラン・北朝鮮制裁に絡む合意に違反し
たとして米国から制裁を受けた際には「逮捕者はいなかった」と指摘し、今回はより深刻
な事態と分析した。
KGIアジア(香港)の調査部門ディレクターのベン・クォン氏は中国・香港市場の
急落はファーウェイを巡る問題だけが原因ではないとし「米国の株式市場の一段の調整や
国債の逆イールド、景気の鈍化などへの懸念がある」と指摘した。