米地区連銀経済報告:景気は緩慢ないし緩やかに拡大−楽観は後退
Christopher Condon
2018年12月6日 4:33 JST 更新日時 2018年12月6日 5:14 JST

大半の地区が緩慢ないし緩やかな景気拡大を報告した。ただ4地区は拡大ペースが鈍化
あるいは「わずかな」拡大にとどまったと説明した。
 「大半の地区では、企業は引き続き明るい見方を持っているものの、一部では関税や金利
上昇、労働市場の逼迫(ひっぱく)が影響して不透明感が強まり、楽観が後退した」
 「半数を超える地区で、要件を満たした労働者の獲得・維持ができず、雇用や生産、また
時として生産能力の拡大が抑制された企業があった」
 「労働力不足の影響もあり、大半の地区は雇用の伸びについて、緩慢ないし緩やかなペー
スの中でも遅い方に傾いたと報告した」と説明。「逆に、大半の地区は賃金の伸びについて、
緩慢ないし緩やかなペースの中でも速い方に傾いた」
原題:Fed Says Growth Still Modest or Moderate While Optimism Wanes(抜粋)