「いくらなんでも下がりすぎでは」。沖縄県在住の個人投資家surf777さん(ハンドルネーム)は、
7日夜から8日にかけての日経平均オプションの値動きで大きな損を出した。
 米議会が「ねじれ」になると相場が荒れかねないと考え、中間選挙前には行使価格2万2000円のプット(売る権利)を買っていた。
株価が下がると利益が出る取引だ。ところが、7日夕方に125円だったプットの価格は5円まで急落してしまった。
 中間選挙を前にした投資家の緊張感の強さは、高いプットの価格に反映されていた。選挙結果が出ると安心感が広がり、
ガスが抜けたようにプットは値下がりしてしまった。7〜8日の日米株高は、選挙に備えてリスクを落としていた投資家が買い戻した側面が強い。持続力に疑問符がつく