これまでの米国の対中政策は、門戸開放宣言から国交正常化、そしてWTO加盟に至るまで、中国を守ろうという姿勢がありました。
しかし中国は民主化することもなく、結果的に米の温情的な政策は強大な独裁国家を作ることに手を貸しただけに終わっています。

 その「温情」にあぐらをかき、技術移転を強要、ハッキングで先端技術を盗み、チベットでの宗教弾圧、米国の大学や研究者(そして政治家も)に
影響力を強め、ついには米選挙にもロシア以上に介入しようとしています。米国は、これまでの姿勢を180度転換する、中国がこうした姿勢を改めるまで行動する、と力強く宣言しました。

 将来、あの時が米政策の転換点だったと語られる時が来るかもしれない、チャーチルの「鉄のカーテン」演説に匹敵するような、社会科の教科書に載るかもしれない講演だったと思います。
https://www.moneypost.jp/fx-guide/column/fx-golden-balance/article20181010/