巨大地震、沖縄でも可能性 本島南沖にプレート間「固着域」 琉大など発見
2018年8月2日 08:02
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/292647
琉球大学や名古屋大学大学院の研究グループが、沖縄本島南方の琉球海溝沿いに、海溝型巨大地震を引き起こすプレート間の「固着域」があることを発見した。
これまで南西諸島周辺では巨大なプレート間地震は発生しにくいとされており、研究グループの中村衛琉大理学部教授は「将来的には巨大地震や津波が起きる可能性があり、早急に認識を改める必要がある」と指摘した。
沖縄本島南方の沖合では1791年にマグニチュード8クラスの海溝型地震が起き、11メートルの津波が沖縄本島地方を襲ったとされる。
今回発見された固着域はこの地震を起こしたとされる領域と重なっており、中村教授は「同規模の地震が起きることも考えられる。