銅が弱気相場入り、トルコ危機と米中貿易摩擦巡る懸念で
Mark Burton
2018年8月16日 1:56 JST 更新日時 2018年8月16日 6:11 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-15/-6000
LMEで銅は4営業日続落、約1年ぶりの安値
NYのCOMEXでも弱気相場に突入、供給不安緩和も材料

15日の下落は、中国の幅広い相場下落がきっかけとなった。同国では直近の指標が
経済の悪化を示し、人民元が下げた。さらに、トルコ危機で投資家が資産をドルに避
難させる中、米中貿易摩擦で経済成長が阻害され、資源需要が圧迫されるのでは
ないかとの懸念が強まり、銅の下げは加速した。
  またチリにある世界最大の銅鉱山でBHPビリトンと労働組合が新たな賃金提案
で合意し、供給不安が緩和されたことも材料となった。
原題:Copper Tumbles Into Bear Market Amid Dollar Gain, Trade-War Woes(抜粋)