国債が売れず…ついに売買不成立が今年6回目の異常事態

国債市場に異変が起きている。7月4日、長期金利の指標となる「10年モノの新発国債」は、値がつかず取引が成立しなかった。売買が成立しないのは今年になって6回目だ。

 売買の不成立は、2001〜13年には1日もなく、昨年も2日だけだ。半年間で6回もあるのは、やはり異例である。値がつかないのは買い手がいないからで、国債市場はもはや死んだも同然だ。