3メガ銀前期、純利益横ばい、株式売却益など下支え。
2018/04/28 日本経済新聞 朝刊
 3メガ銀行グループの2018年3月期連結決算は、純利益の合計が2兆2700億円規模となり、前の期から横ばいだったようだ。長引く低金利の影響
で、企業や個人への融資から得られる本業の利益が低調だった一方、保有株式の売却益や貸出先の業績改善で生じる「戻り益」が収益を下支えした。
 三菱UFJフィナンシャル・グループは9000億円台後半、三井住友フィナンシャルグループは7000億円台前半と増益を確保したようだ。みずほフィナ
ンシャルグループは減益だが、5500億円としていた通期の業績見通しを数百億円上回る公算が大きい。