イスラエル機撃墜、イランとの緊張激化で一触即発
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180213-00010003-newsweek-int

重要なのは、ここにきてイランがイスラエルと直接対決するという戦略的な決断を下し、戦い方を変えてきたことだ。

イランがシリア領内にイスラエル攻撃用の前線基地を作るのは絶対に許さないと、イスラエルは公言してきた。
だがイランはシリアの軍事拠点化を断固進めるつもりだ。今後、対立が激化するのは必至だ。

今回のイスラエル軍機撃墜は、驚きを持って受け止められた。イスラエル空軍は自国の戦闘機が無敵だと信じていたわけでは決してないが、
実際に撃墜され、しかも現場がイスラエル上空だったことに驚きを隠さない。F16戦闘機に搭載されている高度防御システムの一部が作動しなかったのは明らかだ。

イスラエルの情報筋によれば、無人機は敵のレーダーに映りにくい準ステルス仕様で、イランが2011年に撃墜して捕獲した米軍の最新鋭の無人偵察機RQ170型を複製したものだという。

もう1つ特筆すべきは、アメリカの不在だ。1950年代以降、中東でアメリカが今ほど影響力を失ったのは初めてだ。