福沢諭吉翁の格言を思い出し、心に刺さる。
◎世の中で一番楽しく立派なことは、
一生涯を貫く仕事を持つことです。
◎世の中で一番みじめなことは、
人間として教養のないことです。
◎世の中で一番寂しいことは、
する仕事のないことです。
確かにあなたのおっしゃる通りだ。
このまま朽ちて行くのは
人として余りにも惨めで寂し過ぎる。
人生山あり、谷あり
と言うことわざも有るが、
山に登ってしまってから久しく
このところ、谷だけが見える景色を
ひたすら下り続けている気がしてならない。
更に諭吉翁は
◎天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず。
と、言っているが、普通に読めば、
人間の平等性を説く理想論になってしまう。
だが、現実社会では、
金持ちは自分の上に人を立たせず
自分の下に僕を作っている。
つまり、学問を持たないと、
本来平等で有る筈の同じ人間でも、
人の上に立つ人間と
人の下でこき使われる人間に
貧富の差が出る事は当然である。
と諭吉翁は言っているのだろう。
だから、この格言は貧乏人の僻み根性で
どうしても好きになれない。
トイレの落書きで
◎人は人の上に人を乗せて人を創る。
と、有ったが、
作者不明のこちらの方が傑作で面白い。