さて話を戻そう。


ROEの分水嶺、
どれだけあれば、「遊んで暮らせるの」?
は、7.2である。

つまりグローバルマーケットの投資家
(=多くの上がった人たちに
どこに投資するのかを委託されている人)たちが、
投資するかどうか決める瀬戸際は、
7.2であるということである。
(100を投資した場合の年あたりのリターン)

さて、では聞く、
日本のICT全体のROEは、どれくらいあるの?

最短で答えだけいう。
3.4である。
(総務省の詳細調査結果があり、
各レイヤーごとに算出されている)

つまり、これ、
誰も見向きもしない
のである。

見向きもしないのが正解である。

そもそも、海外の投資家が、
社外役員で入った場合、
その企業のROEが、
3年連続で5.0を下回ったら、
経営陣を解雇するのが当然とされる。