2017年10月12日 / 21:09
オープン外債投資を継続、ドル以外にも=富国生命運用計画
http://jp.reuters.com/article/fukoku-secure-investment-idJPKBN1CH16S
<オープンシフト進む>
外貨建て公社債の上期の増加分600億円の内訳は、ヘッジ付き外債が700億円減少した一方で、オープン外債
は1300億円の増加。ヘッジ比率は3月時点の67%から60%に低下し、オープンへとシフトが一段と進んだ。

ドルのヘッジコスト(3カ月物)は、足元で1.8─1.9%と高止まり。10年物米国債の利回りUS10YT=RRは、12月
の利上げ観測が強まるなかでも2.3%程度に過ぎない。これまで円金利資産の代替としていたヘッジ付米国債は、
十分な利回りが確保できない状況だ。

このため上期にオーストラリア債に450億円、カナダ債に280億円投資するなどドル以外の通貨への分散も進めて
いる。「ほぼオープン投資だ。為替の動きが比較的安定しており、利回りも高かった。相場次第だが、下期もオープン
が中心で、流動性の高い資産に通貨分散を進める」(渡部氏)という。